ヒュギエイア 〜hygieia〜 

ギリシャ神話の健康や衛生の女神。
名前はギリシャ語で「健康」の意味。
医術の祖アポロンの息子、医学の神アスクレピオスの娘。
父の脇に控え、一匹の蛇を従え、壺(または杯)を持った女性で描かれる。
ヒュギエイアが持つ杯に蛇が絡まったものをモチーフ化したもの「ヒュギエイアの杯」は、薬学のシンボルとして用いられることが多い。
女性の神であることから、婦人病などの神とされることも多い。

 

【出生】
父はアスクレピオス(アポロンの息子。医学の神)
母は不明

 

【系譜略図】
アポロン
  ┣ アスクレピオス
  ┃   ┣マカオン
  ┃   ┣ポダレイリオス
  ┃   ┣ヒュギエイア
  ┃   ┗パナケイア
コロニス

 

【関連雑学】
英語のhygiene(清潔、衛星)の語源とされる。
ローマ神話のサルースと同一視される。
  サルースの神殿は、クイリナーレの丘にあったとされる。
小惑星10の名前の由来。
  小惑星とは発見されているだけで20万体以上あり、名前がついているのは
  そのうち1万5千体程度。
小惑星の名前